開催日 2005年4月24日
参加者 13名
| No | 地区 | 蒸留所 | ビンテージ | 年数 | 度数 | 備考 |
| 1 | アイラ | カリラ No.53.38 | 1974 | 24年 | 58.9% | ソサエティ |
| 2 | アイラ | カリラ | 1977 | 19年 | 60.0% | ブラッカダー |
| 3 | アイラ | カリラ No.53.84 | 1983 | 21年 | 60.2% | ソサエティ |
| 4 | アイラ | カリラ | 1980 | 20年 | 59.9% | ケンデンヘッズ |
| 5 | アイラ | カリラ No.53.75 | 1993 | 10年 | 61.5% | ソサエティ |
テイスティングノート
山崎 白秋記
今月のお題は、「カリラ、カリラ」である。そう、2ヶ月続けてのカリラである。
最初の2本目まではハイランドか? と思いつつテイスティングをすすめたのであるが、5本目でアイラの個性がつよく酸味、バーボン樽の個性があることから「ラフロイグ」とあたりを付けたのである。
前回、メンバーからあれほど高評価を得たカリラであったが今回は「うまい」「いいね」のことばは多くなかった、
私自身はバラエティにとんで結構いけると思ったのであるが、やはり「熟成」や「深み」といった点でやや不満はあった。
そのことより、先月あれほど「からい」と感じたカリラ、今回は「あまい」と感じたのである、人間の感覚とは当てにならないものである。
そんなことでアイラに絞ったあとも「カリラ」の名前は終了寸前まで出てこなかったのである。
さて、今回の5本を紹介しよう。
[ NO.1 ]SMWS 53.38 1974 24年 58.9%
【 香り 】
上品で香水のような香り。さわやかでミントを思わせる。ミディアムボディ。リフィルシェリー樽熟成か?
時間とともにミルキーな香りで満たされる。
【 味 】
軽いピート、ドライでややからい。ブドウのあじわい。ハイランドモルトの個性であると感じる。
[ NO.2 ]ブラッカダー 1977-1996 19年 60.0%
【 香り 】
きわめてすがすがしく、すみきった青空をかんじる。軽やかな酸味が心地よい。ト−ンが高いイメージ。
【 味 】
ジーンと硬い。わずかに化粧品香、パフュームを感じる。ややドライでアルコール感が強い。
中程度のピート。酸味と甘さのバランスが良い。
[ NO.3 ]SMWS 53.84 1983-2004 21年 60.2%
【 香り 】
上品でさわやか。アルコールを強くかんじる。香りの立ちが遅い、ミントの香り。
しだいにミルキーに変わってくる。「爽やか」と「まったり」の同居。
【 味 】
フルーティーでドライである。中程度のピート。味の数は少ない。
[ NO.4 ]ケイデンヘッド 1980 24年 59.9%
【 香り 】
化粧品を思わせる香り、パフューム。ミントの香りもあるが、深いかおりである。
バニラの香りが立ち、バーボン樽の個性といえる。
【 味 】
上品な化粧品香、白粉(おしろい)の香り、60年代のエドラダワーによくある香り。
酸味が心地よい。
はっきりいって驚いた。上品な化粧品香、白粉(おしろい)の個性はエドラダワー固有のものと思っていたが、カリラにもあるとは。
[ NO.5 ]SMWS 53.75 1993 10年 61.5%
【 香り 】
なまっと、潮っぽい。バタースカッチを思わせる香り。バーボン樽の個性。ピート香が強くジャーキー。
【 味 】
ピーティーでジャーキー。ピリピリと口の中ではじける。酸味が強い、甘さもある。軽い化粧品香。
開催日 2005年5月22日
参加者 13名
| No | 地区 | 蒸留所 | ビンテージ | 年数 | 度数 | 備考 |
| 1 | ハイランド | ブレアソール | 1989 | 10年 | 59.1% | ケイデンヘッズ |
| 2 | ハイランド | ブレアソール | 1985 | 14年 | 61.1% | マキロップスチョイス |
| 3 | ハイランド | ブレアソール | 1975 | 27年 | 54.7% | UDレアモルト |
| 4 | ハイランド | ブレアソール | 1975 | 28年 | 53.9% | シグナトリー |
| 5 | ハイランド | ブレアソール | 1976 | 28年 | 52.4% | エイガーダイク |
テイスティングノート
山崎 白秋記
今月のお題は、「ブレアソール」である。一般的にはあまり馴染みがない蒸留所ではあるが、旧UDV時代の「花と動物」シリーズのボトリングはボディーも厚く、
ウディーで秀逸なモルトであったと記憶している。
ボトラーズものも、あまりお目にかからないと思っていたが、今回またしても5本揃ってしまったのである。
私の中では好印象の蒸留所ではあったのだが、今回あらためてそのレベルの高さを再認識した次第である。
通常味わいに対し香りが勝ってしまうモルトが多いのだが、NO.4のレアモルトは、味が特徴的かつ複雑な味わいでたいへん満足度の高いモルトであった。
さて、今回の5本を紹介しよう。
[ NO.1 ]ケイデンヘッド 1989 10年 59.1%
【 香り 】
上品なフルーツ香、しかし奥に熟成を感じる。ハイランド系のややドライな香り。軽いピート香を感じる。
しばらくすると、軽くキャラメル香を感じるようになる。ややアルコール意識する。
【 味 】
硬質な味わい。ブドウ系のフルーツ。ドライではあるが甘さも感じる。
[ NO.2 ]マキロップチョイス 1985-1999 14年 61.1%
【 香り 】
きわめてすがすがしく、さわやかな香りである。ハイトーンかつ明るいフルーツ香。しばらくするとキャラメル香を感じる。
芝の上で青空をながめ、おいしい空気をたっぷり吸い込みたい。そんなスコットランドとは無縁の印象をもった香りである。
【 味 】
さわやかな酸味が心地よい。甘味とのバランスが秀逸。フィニッシュではブナハーブンでよくかんじる、ひねた残り香を感じる。
[ NO.3 ]UDレアモルト 1975 27年 54.7%
【 香り 】
上品なシェリー香を感じる。熟成香がたいへん心地よい、それほど重々しくない熟成香である。
しだいにまったりと厚いボディーを思わせる香りとなってくるが、軽いエステル香とのバランスがたいへん良い。
さまざまなフルーツ香がたいへんすばらしい。
【 味 】
ベリー系のフルーツ。ウッディな熟成感。香草の隠し味がたいへんすばらしく、かつ特徴的である。味の数も多く秀逸なモルトである。基本的にはドライである。
フィニッシュも良い意味でのしぶみが長く残り、たいへんすばらしい。
[ NO.4 ]シグナトリー 1975 28年 53.9%
【 香り 】
上質なくだもの香、ウッディな熟成香もすばらしい。ミディアムボディ。
その後、軽くキャラメルの香りと、ミントの香りを感じられるようになる。エステリーな熟成香も長熟であることを助長している。
すばらしく香りの数が多く香りだけで満足してしまうモルトである。
【 味 】
基本的にはフルーティであるが、熟成由来のしぶみがすばらしい。軽くピートを感じ、ウッディな含み香とともにたいへん味わい深い。
[ NO.5 ]ダグラスレイン エイガーダイク 1976 28年 52.4%
【 香り 】
まず色に驚かされる。赤い、あるいは紅いろである。だれもモルトとは思わないであろう。
さて香りであるが、そんな突拍子もない色とちがい、非常にエステリーでバーボン樽の個性を感じるが、奥にはしっかりとシェリー香を感じる。
たいへんエステリーで他の香りを抑えてしまっているが、熟成香がすばらしい。さらにバニラ香も感じられバーボン樽とシェリー樽?? の個性との共存である。
【 味 】
まず甘味を感じる。色に引きずられている感は無きにしもあらずだが、赤ワインの渋みを感じる。酸味と渋みのバランスがよい。
開催日 2005年6月26日
参加者 13名
| No | 地区 | 蒸留所 | ビンテージ | 年数 | 度数 | 備考 |
| 1 | アイラ | ポートエレン | 1978 | 22年 | 50.0% | ダグラスレイン |
| 2 | アイラ | ポートエレン | 1979 | 22年 | 56.2% | オフィシャル |
| 3 | アイラ | ポートエレン | 1978 | 25年 | 56.2% | オフィシャル |
| 4 | アイラ | ポートエレン | 1978 | 20年 | 60.9% | UDレアモルトシリーズ |
| 5 | アイラ | ポートエレン | 1982 | 19年 | 61.7% | ザ・ボトラーズ |
テイスティングノート
山崎 白秋記
今月のお題は、「ポートエレン」である。好きな蒸留所のランキングをつければ5位以内に登場すると思われる蒸留所である。
たいへんブランドイメージも良いのであるが、これがまたいつものようにブラインドテイストすれば、かならずしも秀逸とはならないところが面白いのである。
ノージングではハイランドモルトと感じたが、味の方はやはりピートが感じられアイラ産であることを主張していた。が、しかしポートエレンとは思わなかったのである。
草の香り、麦芽、乾燥した穀物の香りがするところなど、オールドフェッターケンを思い浮かべたほどだ。また、ごく軽く化粧品もしておりグレンギリーなども頭をよぎったのである。
正直ポートエレンとは納得できなかった、頭のなかではもっとうまいモルトを作る蒸留所として出来上がっているのである。
さて、今回の5本を紹介しよう。
[ NO.1 ]ダグラスレイン オールドモルトカスク 1978-2001 22年 50%
【 香り 】
上品なフルーツ香、ライトボディー。ハイランド系のややドライな香り。奥には紙くさく粉っぽいところも。南ハイランド系の麦芽風味。干した草の香り。
【 味 】
フルーティー、北ハイランド系のドライさを感じる。軽いピートのフィニッシュ。
[ NO.2 ]オフィシャル 1979-2001 22年 56.2%
【 香り 】
上品なフルーツ香、ライトボディー。奥には紙くさい香り、南ハイランド系の麦芽風味。ややドライ。干した草の香り。軽い酸味と甘さを感じさせる。
【 味 】
フルーティー、軽い酸味、やや硬質な味わい、北ハイランド系のドライさを感じる。ピートのフィニッシュは長く続く。
[ NO.3 ]オフィシャル 4thリリース 1978-2004 25年 56.2%
【 香り 】
まず、やや生臭い香り。海辺の潮のかおり。酸味があるので重くはない。しばらくすればタクアンの香りも感じられる。ブドウ系のフルーツ香、やはり紙くさい香りは離れない。
さらにはごく軽く化粧品香も香ってきて、まったく正体不明である。
【 味 】
酸味とフルーツのバランスが良い。ミディアムボディ。ピートが中程度にきいている。しだいにブドウ風味が強く感じられる。非常に深い味わいだ。
[ NO.4 ]UD レアモルト 20年 60.9%
【 香り 】
酸味とこくのある香り。バーボン樽の個性。ややピートを感じられる。ブドウ系のフルーツ香が好印象。だが、やはりこれも紙くささがある。
さらには化粧品香も、グレンギリーの個性が頭のなかに出来上がる。
【 味 】
ピートが強い。やはりここでも、ごく軽くではあるが化粧品を意識する。酸味とグレープがほど良くバランスする。味の数が多く長いこと楽しむことのできるモルトである。
[ NO.5 ]ザ ボトラーズ 1982-2001 19年 61.7%
【 香り 】
バタースカッチの香りが非常に強い。甘く、非常にオイリーである。生クリームを連想させる香りも強い。
バタースカッチの香りに支配されてマスキングされてはいるが、こげたシェリー樽の個性も強い。とにかく濃厚な香りで好みが分かれるところである。
【 味 】
シェリー樽の個性が強い、非常にこうばしい。バターの印象も強くたいへんオイリーである。
開催日 2005年7月24日
参加者 13名
| No | 地区 | 蒸留所 | ビンテージ | 年数 | 度数 | 備考 |
| 1 | スペイサイド | グレンファークラス No.1.117 | 1966 | 37年 | 50.2% | ソサエティ |
| 2 | スペイサイド | グレンファークラス No.1.110 | 1965 | 38年 | 61.9% | ソサエティ |
| 3 | スペイサイド | グレンファークラス No.1.100 | 1966 | 36年 | 47.0% | ソサエティ |
| 4 | スペイサイド | グレンファークラス No.1.106 | 1970 | 33年 | 53.5% | ソサエティ |
| 5 | スペイサイド | グレンファークラス No.1.82 | 1970 | 27年 | 56.0% | ソサエティ |
テイスティングノート
山崎 白秋記
今月のお題は、「グレンファークラス」である。シェリー樽熟成のモルトではマッカランと双璧といわれる蒸留所である。
1杯目はなかなか品がよく、できのよいハイランドモルトかな、といった印象であった。
2杯目ではやや濃い目のゴールドで、バーボン樽の印象と軽いシェリー樽の香りで、味が特にすばらしいモルトであった。そして3杯目からは真っ赤である。
こうなると拒否反応を示すメンバーがかなりいるのだが、今回は様相が違っていた。真っ赤なほどシェリー樽、あるいはポート、ワイン樽に漬けられているにもかかわらず、
こげたゴムの香りや味は少なく、極めて上品かつドライなのである。
最後までスペイサイドモルトとは結びつかなかった次第である。種明かしの前に、熟成年数を5本トータルすれば171年と聞いてびっくり、前代未聞の会となった。
ラベルを明かされてテイストしていれば、褒めちぎりのことばが飛び交ったであろうが、そうはならないのがブラインドテイスティングと言いたいところだが、
さすがに今回のモルトは出来のよいものばかりで、ブラインドでもほめ言葉が多く語られていた。
さて、今回の5本を紹介しよう。
[ NO.1 ]グレンファークラス SMWS 1.117 1966-2004 37年 50.2%
【 香り 】
上品なフルーツ香、ハイランド系のややドライな香り。桃の香りが爽やかである。
その後、軽いエステリーな熟成香を堪能できる。ミディアムボディ。かすかに麦芽風味、だが若いといった印象ではない。
【 味 】
ピリピリとドライ。やや硬質なフルーツ。味はやや単調である。
[ NO.2 ]グレンファークラス SMWS 1.110 1965-2004 38年 61.9%
【 香り 】
トップノートはエステリーで爽やかな酸味が香る。シャープであるがすばらしくフルーティー。実に深い香り。やや湿った印象がある。
しばらくするとキャラメル香と、さらにバタースカッチの甘い香り。実にまったりとして心地よい。
【 味 】
ややひねている。1960年代に樽詰された、独特の木の含み香の印象。ドライでありながら極めて味の数が多く、渋みと深みがすばらしい。
いままでテスティングした中でもトップクラスの味。
[ NO.3 ]グレンファークラス SMWS 1.100 1966-2002 36年 47.0%
【 香り 】
真っ赤な色に圧倒される。トップノートはすばらしくエステリー。青リンゴ系のフルーツ香も心地よい。真っ赤な色のモルトによくある焦げ臭さは無い。
爽やか、かつウッディーな熟成香がすばらしい。香りの数は極めて多く、書き尽くすことは不可能。やや香ばしい香りと甘い香りに包まれ極上の時を過ごすことができる。
【 味 】
香りほどの複雑さは感じられないが、極めて上質な熟成感である。木々に包まれ至福の時に我を忘れる。
[ NO.4 ]グレンファークラス SMWS 1.106 1970-2004 33年 53.5%
【 香り 】
これも真っ赤な色に圧倒される。ややこげた香りを感じる。しかし爽やかなエステリーと程よい酸味でくどさは感じない。ドライかつ深々とした香り。
【 味 】
味はさすがにシェリー樽の個性が強い。熟成ととるか、くどさととるか判断の分かれるところであるが、個人的にはこの香ばしさはきらいではない。
[ NO.5 ]グレンファークラス SMWS 1.82 1970-1998 27年 56.0%
【 香り 】
トップノートは軽いエステル香。しだい甘い熟成香が立ってくる、それとバランスするように酸味が非常に心地よい。
しばらくすると醤油の香りがわずかに感じられる。
【 味 】
アルコール感はやや強い。複雑なフルーツ味、何種類ものフルーツを味わうことができる。基本的にはドライでピリピリしており、フィニシュは特別長い方では無い。
開催日 2005年8月28日
参加者 13名
| No | 地区 | 蒸留所 | ビンテージ | 年数 | 度数 | 備考 |
| 1 | スペイサイド | リンクウッド | 1989 | 15年 | 58.2% | シグナトリー |
| 2 | スペイサイド | リンクウッド No.39.48 | 1991 | 12年 | 57.0% | ソサエティ |
| 3 | スペイサイド | リンクウッド No.39.42 | 1990 | 12年 | 58.2% | ソサエティ |
| 4 | スペイサイド | リンクウッド No.39.22 | 1985 | 13年 | 61.5% | ソサエティ |
| 5 | スペイサイド | リンクウッド | 1975 | 26年 | 56.1% | UDレアモルトシリーズ |
テイスティングノート
山崎 白秋記
今月のお題は、「リンクウッド」である。「熟成の若さを誤魔化すにはシェリーとピートだ」とよくささやかれてはいるが、まさにそれを体験できた会であった。
今回の5本、誤魔化すなどというとたいへん失礼にあたる出来栄えのモルトばかりで、前回の5本トータルで171年と較べても遜色なし、といえば嘘となるがかなりいい線をいっていた。
熟成年数が若いことを明かされテイストしていれば、焦げたゴムがきついね、とか単調だねという声がきかれたであろうが、
そこかしこで「なかなかいいね」との評価がありあらためてリンクウッドの評価が高まった今回のテイスティングであった。
さて、今回の5本を紹介しよう。
[ NO.1 ]リンクウッド シグナトリー 1989-2004 15年 58.2%
【 香り 】
トップノートは潮の香り、ややしけている。その後熟したリンゴの香りで満たされる。軽いピートを感じ、北ハイランド系の香り。
その後リンゴ、ぶどうなど、いく種ものフルーツを感じられるようになる。さらにバニラやキャラメルも強く香る。
【 味 】
リンゴ、ぶどうなどフルーツ味が心地よい。味もやはり軽いピートを感じる。深い含み香と軽い酸味のハーモニーで非常にバランスがよい。
フィニッシュはミントで爽やかである。
シェリー樽熟成なのだが、バーボン樽の個性も感じられる不思議なモルトである。
[ NO.2 ]リンクウッド SMWS 39.48 1991-2004 12年 57.0%
【 香り 】
甘く濃いかおりで誘惑される。上品なシェリー香、ややこげた印象はあるがいやみでは無い。
その後明るく爽やかとなり、軽い熟成香を感じるようになる。
【 味 】
こげたゴム、しけた印象はシェリー樽熟成のものであろう。奥にはフルーツが感じられるためくどくは無い。
[ NO.3 ]リンクウッド SMWS 39.42 1990-2003 12年 58.2%
【 香り 】
えぐみを感じさせる香り。奥に軽いピート。酸味も強い。りんごジャムのような濃く、甘い香り。
その後軽い樽由来の熟成香を感じる。さらにキャラメル、バタースカッチ、ミルクの香りも強く香る。シェリー樽熟成でありながら、バーボン樽の個性も感じられる。
【 味 】
こげたゴムの含み香が強い。しかしエステリーであり、かつピートが軽く効いておりうんざりするほどのシェリーではない。
さらににがみや、しけたところから熟成を感じる。
[ NO.4 ]リンクウッド SMWS 39.22 1985-1998 13年 53.5%
【 香り 】
トップノートはエステリー。シェリー香を感じるが酸味もありよく出来たモルトである。軽くピートがシャープさを演出している。次第に甘い香りが強くなってくる。
キャラメルやミルクの香りも強く、非常に濃厚な香りであるのだがさわやかでもある。
しばらくすればバニラの香りも出てきて、シェリー樽熟成でありながら、バーボン樽の個性もある。ウッデイな軽い熟成香もある。
【 味 】
シャープでからい。アルコールも強く感じる。軽いピート。味はやや単調である。
[ NO.5 ]リンクウッド レアモルト 1975 26年 56.1%
【 香り 】
爽やかな青空を思わせるフレッシュなフルーツが、ほどよい熟成感と融合している。有機溶剤系の熟成香。
洗練されている印象。ミディアムボディ。
【 味 】
フルーティーではあるが、しぶみも感じられ、長期熟成と思われる。軽いピートがアクセントとなっているが、今回の5本のうちNO2以外はどれも軽いピートを感じる。
酸味とピートがほどよくバランスしている。やや湿った含み香。
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