開催日 2003年2月23日
参加者 12名
| No | 地区 | 蒸留所 | ビンテージ | 年数 | 度数 | 備考 |
| 1 | スペイサイド | バルベニー アイラカスク | | 17年 | 43.0% | オフィシャル |
| 2 | スペイサイド | インチガワー | 1986 | 11年 | 57.8% | ソサエティ |
| 3 | ハイランド | トマーチン | 1989 | 11年 | 62.7% | ソサエティ |
| 4 | スペイサイド | ダフタウン | 1985 | 16年 | 58.6% | ソサエティ |
| 5 | スペイサイド | コールバーン | 1978 | 19年 | 59.1% | ケイデンヘッズ |
テイスティングノート
山崎 白秋記
モルトの会でのテイスティングは、毎回ブラインドで進められているが、テーマについては、
会の最初の明かされているときもあれば、今回のように明かされていないときもある。
過去の出しものをみると、アイラやハイランドものが多いことがわかるが、今回も5本ノージングをすませたところで、
今回もアイラかなって感じた。
会も終盤になり、テーマが種あかしされて驚いた、今回の5本はスペイサイドなのである。
ドライであること、ピートが強いこと、 この個性はアイラモルト固有のものである。そんな「常識」がくつがえされた。
スペイサイドでもこんなモルトがつくられる、そんなことを認識させられた日であった。
さて、今回の5本を紹介しよう。
[ NO.1 ] バルベニー オフィシャルボトル アイラカスク 17年 43%
【 香り 】
まずフルーティーな香りが立ってくるが、じつはドライである。ボディはライトで上品なモルトである。
そのあと、軽くシェリー樽とキャラメルの個性を感じる。
【 味 】
最初に感じるのはピートである、ただしアイラのピートとはちがい軽いものではあるが。
そのあとシェリー樽フィニシュのあじがする。
[ NO.2 ] インチガワー SMWS(スコッチモルトウイスキーソサエティー) 1986 11年 57.8%
【 香り 】
抽象的な表現ではあるが、重く、暗く、そんな香りがする。
その後ボトラーズもののエドラダワーによくある、独特の石鹸あるいは、白粉(おしろい)そんな香りである。
しばらくすると、まったりとしてキャラメル風味がでてくる、軽くモルティーでもある。
【 味 】
フルーティー 石鹸や、香水の風味、独特の味である。
エドラダワーや、ボウモアに通ずる個性的なモルトである。
[ NO.3 ] トマーチン SMWS(スコッチモルトウイスキーソサエティー) 1989 11年 62.7%
【 香り 】
トップノートはピートの中に華やかな香りである。ライトでドライ しかししだいに土臭く、湿気っぽい香りとなり、
ひねた香りとなってくる。さらに、ピートが香るようになり、ラフロイグ系のピートからアードベッグ系の香りに変化してくる。
ただしあくまでも "系" であり、どちらともちがうピートである。
【 味 】
ピートの味が大部分であるが、多少のフルーツも感じる。
[ NO.4 ] ダフタウン SMWS(スコッチモルトウイスキーソサエティー) 1985 16年 58.6%
【 香り 】
いままでテイスティングしたダフタウンとはまったく異質なモルトである。ライトでドライであり、かれたアイラとでも言おうか。
アイラ的香りではあるが、ボディはライトである。その後、モルティな若さも感じてくる。
【 味 】
主観的な表現ではあるが、クライネリッシュやベンリネスによく感じる、バーボン樽の個性と思われる個性がある。
フィニッシュはブナハーブンか、フルーティーのなかにもにがみしぶみがある。
[ NO.5 ] コールバーン ケイデンヘッド 1978 19年 59.1%
【 香り 】
香りの立ちのおそいモルトである、トップノートはライトで気品を感じる。その後、芳醇な熟成香がたってきて、
キャラメルやエステル香がバランスよく香ってくる。ドライな印象は、熟成もののアイラモルトに通ずるものがある。
【 味 】
味もスペイサイドを連想させるイメージはない。ドライではあるが、甘さを感じさせる香りがある、
またドライなイメージは度数のわりに、アルコールを強く感じるところからくるものかもしれない。
ただし熟成感は十分にあり、いい樽を使っているなって感じさせる。
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