開催日 2008年5月25日
参加者 13名
| No | 地区 | 蒸留所 | ビンテージ | 年数 | 度数 | 備考 |
| 1 | ハイランド | グレンギリー | 1988 | 16年 | 55.3% | シグナトリー |
| 2 | ハイランド | グレンギリー | 1988 | 18年 | 53.9% | ジェームスマッカーサー |
| 3 | ハイランド | グレンギリー | 1988 | 18年 | 55.8% | ダンカンテイラー |
| 4 | ハイランド | グレンギリー No.19.39 | 1985 | 19年 | 54.0% | ソサエティ |
| 5 | ハイランド | グレンギリー | 1968 | 36年 | 55.9% | ダグラスオブドラムランリグ |
テイスティングノート
山崎 白秋記
今月のお題は、「グレンギリー」である。
パフューム香、石鹸香といえばボウモアというほど、一時期のボウモアモルトには独特の香りが強く感じられた。
そんな独特で個性的なパフューム香は、ボウモアのほかグレンギリーやほんのわずか数えるほどの蒸留所のモルトでしか味わうことができない。
現在出回っているボウモア、オフィシャルボトルの12年には、そんな個性がまったく無くなってしまって残念であるが、グレンギリー蒸留所には是非残しておいてもらいたいものだ。
今回、NO.4のモルトにそのパフューム香があった、この一本がなければ蒸留所を絞り込むことは難しかったといえる。
さて、そんなモルト5本を紹介しよう
[ NO.1 ] ジェームズマッカーサー オールドマスターズ グレンギリー 1988-2006 53.9%
【 香り 】
甘くエレガントなトップノート。リフィルシェリーの上品な香り、ややミントの香りも。酸味がほどよく、甘みがバランスしている。
【 味 】
若さからくるアルコール感がある。ドライで硬い味わい。遅れてピートを感じる。
[ NO.2 ] シグナトリー グレンギリー 46/272 1988-2005 16年 55.3%
【 香り 】
もったりとした香り、暗いイメージもある。重い柑橘系の香り、酸化して焼けたような感じである。ニューポットのような香りと言い換えることもできる。
しだいに嫌味は消え去っていく。フルボディに近い。奥には軽くピートが感じられる。
【 味 】
ドライで味の数が少ない、硬い柑橘系の味わい。
[ NO.3 ] ダンカンテイラー グレンギリー 15/283 1998-2006 18年 55.8%
【 香り 】
甘い香りが広がる、非常に濃い香りだ。酸味もほどよい。ややミントの爽やかさも。しだいにバニラの香りがプラスされるとともに、ウッディな熟成香が感じられるようになる。
【 味 】
酸味と深み、さらにウッディな味わいで素晴らしい熟成を感じ取ることができる。味の数は少なくないが意外にドライである。
[ NO.4 ] SMWS 19.39 グレンギリー 1985-2005 19年 54.0%
【 香り 】
トップノートはエステリー。酸味もほどよく、ブドウ系のフルーツが香る。香りの数はそれほど多くない。しだいに甘い香りが出てくる。
【 味 】
強い化粧品香、ボウモアを彷彿とさせるパフューム。オイリーでいつまでも口にまとわり付く。
[ NO.5 ] ダグラスオブドラムランリグ グレンギリー ラムフィニッシュ 1968 36年 55.9%
【 香り 】
非常に濃い香り。エステリーで酸味を伴う。作られた熟成香とも取れるが、よく出来ている。ホワイトオークの新樽の個性、バーボンの香りに通ずるものがある。しだいにシェリー樽由来の香りも出てくる。
【 味 】
酸味が心地よい。含み香りにやや嫌味を感じる。わずかなピートが味を引き締めている。深みからくる軽い熟成感。

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